冬の便り

ラニーニャ現象によるとかで今冬は特別の寒さが予想されています。海の向こうのカリフォルニアでは
北部の大火事が収まったと思っていたら、この一週間程は南部で炎の嵐が牙を剥き、山林から
家屋はすでに1000棟以上戦後の焼け野原状態でまだ警戒、避難警報の元にあると、サンタバーバラに
住む親友からのメール。異常な寒さと言い続く大火事と言い、温暖化に手をこまねいているこれも人間への
警告のひとつでしょうか。

そんな中でも我々が自分で出来る健康管理の事、少し書いてみましょう。

1)薄着でいられるような室温は禁物。動きやすい程度に着ぶくれして、適度な室温に。 
  そして室内でも工夫して体を動かして、自己発電で血行をよくしましょう。
  室温が高すぎると身体を冷やす果物、アイスクリーム、アルコール等欲しくなります。

2)身体を温める根菜類を主に魚介類と肉類は野菜の1/3量を目安に。
  多すぎる動物性摂取はやはり陰性の果物、コーヒーなど1)と同じように自然に手が出てしまいます。

冬は漢方で言う「腎臓」に負担がかかる季節。腎臓病、糖尿病など悪化しやすく老化も進みやすいので
どうぞ火を通したお野菜と玄米か精白度の少ない穀物を主に、適度な動物性で中庸な身体を
作っていって下さい。

生野菜のサラダは春から夏のものと心得、アルコールも全て身体を冷やすもの、食後に果物、
アイスクリーム、ケーキやコーヒーなど身体を冷やす陰性なものが欲しくなるメニューは 
クリスマスやお正月の特別食。普段は食後にお茶を一杯で満足するようだと、陰陽調和の
とれたお食事です。 風邪知らず病気知らずで冬を過ごされる事でしょう。

健康な腎臓を保つ為の食材には、海草類、大豆製品、小豆、キャベツ、さつまいも、里芋、牛蒡、大根、レンコン、葱…、そして黒いもの:黒胡麻、黒米、蕎麦、海苔、ヒジキ、黒豆、キクラゲ…
11月のクラスで実習した小豆昆布カボチャー葱のひげ根入りは腎を助け、血液浄化に最高な医食同源の一品です。